メンタルトレーニング

ルールを守るためには

ルールは、守ることができない時はどんな心理状態かといいますと、
「利益を出したいとき」と「損失を出したくないとき」の2つの心理状態になったときです。

ということは、
ルールを守れるときは「利益を出さなくても良いとき」と
「損失(微損)を出しても問題がない時」と考えることができます。


では、その「利益を出さなくても良いとき」と「微損を出しても良いとき」というのは
どういった状況の時でしょうか。


それは、直近で目標利益を十分に達成しているとき(心に余裕がある時)だと思います。

では、ここで2つ問題が起きます。

1.目標利益を十分に達成していない時でも「利益を出さなくても良いとき」と
「損失(微損)を出しても問題がない時」と同じような心理状態になることができるのか。


2.直近で目標利益を十分に達成しているときの「驕り」「慢心」の感情をどう処理すべきか。

という2つの問題です。
※2は「大損の黒幕を暴露!」
動画 https://youtu.be/LMcAhDz7IfMプレビュー の通りなので省略します。


結論、この2つの問題が解決できれば、
理論上は常にルールを守れる自分を構築できることになります。

では、2についてですが、その解決方法は目標利益を十分に達成しているときの
心の「余裕」さと「柔軟」な思考の中に答えがあるということが想像できます。

では人間は(特にトレードで生活をしないといけない専業トレーダーは特に)
その余裕ある心理状態をいかなる時でも「維持」することが可能でしょうか。

通常は生活環境は常に変化するので不可能に近いと思われると思います。
ですが、1つだけ維持する方法があると考えます。

それは、朝トレードを開始する前に「何も求めない」心理状態をつくっておくという方法です。

求めるということは渇望している状態なので、
この渇望の心を持ったままトレードをするとかなり高い確率で負けます(待てないから)。

特に「焦り」は「渇望」を生むので気を付けてください。

ではプロトレーダーたちは何をしているのか思い出してみましょう。

彼らは「待ってからエントリー」「躊躇なく損切り」という、
この「当たり前」の2つの「行動」をし続けているだけです。

余裕があり、渇望してない時は「待って」「躊躇なく損切り」が出来ている、
ということを彼らは知っているからこそ、2つの行動を維持することができます。

そのことを確信できるまで「数々の大損」を通して学んでいるわけです。

かれらは、事務的に「求めない」人間を演じることができるので、結果「ルール」を守ることができるんです。
これが①の答えだと思います。


本当に「待つ」とはなにか、「躊躇なく」とは何か、それは、「待つ」自分、「躊躇なく損切りできる」自分を
ストレスなく演じることができている状態です。

※人間には五感があり本当に「求めない人間」になるのは不可能に近いので
(悟らない限り)「演じる」という表現にとどめました。


演じるには、心が打ち砕かれるまで相場に心身ともに
ボロボロにされてお金以外の事象への価値を肥大化させるか、
論理的に「感情」を制御するか、どちらかの道が必要に感じます。

後者なら希望が持てます。大切なお金を失うことがないので。


では、論理的に「演じる」にはどうしたらいいでしょうか。

それは、小さい利益をゆっくりコツコツ出し続ける意義をハラオチさせるということです。
「より早く」「楽をして」「大きく儲けたい」のすべて逆をする必要があるということです。


そして、それは日誌等に日々の1日ごとの「小さな(日利1%未満)」目標利益額を書きこみそれを
維持することで制御が可能になると考えております。

決して大きな利益を出そうとしない、決して乱発エントリーをしてはいない、
この心構えと行動が「演じる」チカラを引き上げ続けてくれます。

私が毎朝、読み上げる言葉にこんな言葉があります。

『今日も、プロトレーダーとしての行動を期待している』

以上です。


「大損の黒幕を暴露!」
https://youtu.be/LMcAhDz7IfM